フリードのナビを外したいと思って検索しても、出てくる情報がGB系とGT系で混ざっており、どの手順を自分の車に当てはめればよいのか迷いやすいです。
しかもフリードは年式によってパネル構成や固定位置の考え方が変わるため、別世代の情報をそのまま真似すると、外れるはずのない方向へ力をかけてしまい、内装のツメや加飾を傷める原因になります。
そこで本記事では、2016年以降のGB系と2024年発売のGT系を分けて考えながら、作業前の準備、外し順の考え方、コネクター処理、復元時の確認項目まで、DIYで失敗しやすい点をまとめて整理します。
純正ナビやHonda CONNECT系は取扱説明書をオンラインで確認できるため、実車の年式と装着機種を先に照合し、必要ならHondaのフリード取扱説明書とHonda Accessのナビ取扱説明書も併用しながら進めると、遠回りを減らしやすくなります。
フリードナビ外し方は年式と型式で変わる
フリードのナビ外しで最初に覚えておきたい結論は、どの年式でも同じ場所からこじれば外せるわけではなく、GB系とGT系で着手点が違うということです。
特に2代目フリードのGB5・GB6・GB7・GB8は2016年9月から2024年5月までのモデルとして案内されており、2024年6月発売の3代目はGT系として内装の考え方が変わっているため、まず自分の世代を見分けることが最優先になります。
さらに純正ナビの説明書では、Honda車への取り付けや配線には専門技術と経験が必要と案内されているため、DIYで進める場合でも作業範囲を広げすぎず、外す目的と戻す自信がある範囲に絞ることが大切です。
まずは自分のフリードがどの世代かを確認する
ナビの外し方を調べるときに最初の分岐になるのは車検証や年式で把握できる世代確認であり、ここを曖昧にしたまま手順を探すと、別世代のパネル順を信じてしまって最初の一手から間違えやすくなります。
2代目のGB系は2016年9月から2024年5月までのモデルとして案内されており、現行3代目は2024年6月発売のGT系なので、まずは登録年月と内装の見た目を照らし合わせて、自分の車がどちらに属するかを明確にしてください。
見分け方のコツは、モニターと吹き出し口まわりの一体感や下側カバーの形状を見ることで、GB系は下側カバーと固定ボルトへの意識が重要になりやすく、GT系は上部パネルや吹き出し口まわりの順番が作業の起点になりやすいです。
| 区分 | 年式の目安 | 見分け方の要点 | 外し方の考え方 |
|---|---|---|---|
| GB系 | 2016.09〜2024.05 | 下側カバーの存在を確認しやすい | 下から固定部へ届く流れを意識する |
| GT系 | 2024.06〜 | 上部パネルと吹き出し口周辺の順番が重要 | 上側からアクセス経路を開く意識で進める |
この確認を先に済ませておけば、ネット上の整備例を読むときも自分に必要な情報だけを選べるようになり、無関係な画像や説明に引っ張られて無駄に内装を外す失敗をかなり減らせます。
純正ナビか社外ナビかで戻し方の難しさが変わる
同じフリードでも、純正ナビが付いているのか、社外2DIN系へ交換されているのかで、表側の見え方だけでなく裏側の配線密度や付属ハーネスの数が変わるため、外す前に装着機種を把握しておく必要があります。
純正ナビはHonda Accessの取扱説明書ページで機種名を確認しやすく、説明書にはセキュリティカードや付属書類の扱いも案内されているため、ただ外せれば終わりではなく、再装着後の設定や引き継ぎまで見据えておくほうが安心です。
- 起動画面にGathersやHonda CONNECT表記がある
- 周辺パネルが純正形状で一体感が強い
- 社外ナビは枠や変換ハーネスが追加されていることがある
- 前オーナー装着車は配線色と固定方法が純正と異なる場合がある
社外ナビの場合は変換ハーネスやバックカメラ変換、ステアリングスイッチ連動配線などが追加されていることがあり、外す工程よりも戻す工程のほうが難しく感じるケースが珍しくありません。
そのため、外し始める前に機種名の写真、裏側へ入っている配線本数の写真、固定ステーの位置がわかる写真を残しておくと、元に戻すときの迷いが大きく減ります。
養生を省くと一度の作業で見た目が悪くなる
フリードのナビ外しで軽視されがちなのが養生ですが、実際には外せるかどうかよりも、作業後に傷や白化を残さないことのほうが満足度を左右するため、最初の数分を養生に使う価値はかなり大きいです。
特にGB系ではナビ下側やエアコンスイッチ周辺に金属ステーや工具が触れやすく、引き抜いた本体を一時的に置く場面でも下側の加飾を傷めやすいため、布とマスキングテープの両方を使って保護するのが基本になります。
GT系でも吹き出し口ルーバーや上部パネルまわりは薄い部品が多く、素手で力をかける位置を間違えると、表面に爪傷を入れたり、パネルを不要にたわませたりしやすいので、見えている面は先に守ってから触るほうが安全です。
養生の目的は見た目の傷防止だけではなく、工具の滑りやパネルの跳ね返りで思わぬ方向へ当てる事故を減らすことにもあるため、内張りはがしを差し込む周辺と、取り外した本体の仮置き場所まで準備しておくと作業が安定します。
外し方が合っていても養生が足りないだけで仕上がりが悪くなるため、DIYで満足感を得たいなら、作業手順そのものと同じくらい養生手順を重視したほうが結果は良くなります。
バッテリーを外すかは作業範囲で決める
ナビ本体に軽くアクセスして配線確認だけをしたいのか、完全に引き抜いてハーネスを抜くのかで、バッテリーを外すべきかの判断は変わるため、作業目的を先に決めておくと無駄な手戻りを防げます。
Honda純正ナビの説明書では取り付けや配線は専門技術が必要と案内されており、社外キットの説明書でも安全のためにバッテリーのマイナス端子を外してから接続する流れが示されているので、配線へ触れる前提ならマイナス端子を外す判断が基本です。
一方で、バッテリーを外すと時計や一部設定の再確認が必要になったり、再接続後にシステム初期化の表示や警告灯が一時的に出る場合もあるため、ただ様子を見るだけの軽作業なのか、本当にコネクターを抜くのかで線引きを明確にしてください。
また、現行世代では再接続後に車両側が初期化処理を行うケースもあるため、焦って故障と決めつけるのではなく、メーター表示と取扱説明書の案内を落ち着いて確認する姿勢が大切です。
判断に迷うなら、バッテリー脱着後の復帰に不安がある人ほど自力で奥まで進めず、パネル開放までで止めてショップに引き継ぐほうが、結果として安く早く済むことがあります。
固定ネジの位置を勘で探すとパネルを傷めやすい
フリードのナビまわりは、見えているパネルを力任せに引けば外れるように見えても、実際には先に外すべきカバーの奥にネジやボルトが隠れているため、勘でこじり始めるのが最も危険です。
GB系では下側カバーを外してから固定ボルトへ届く流れが広く共有されており、GT系では上部パネルや吹き出し口まわりを先に処理してから本体固定部へ進む整備例が多いため、世代ごとのアクセス経路を意識しないと無理な力が入りやすくなります。
ツメが外れないときは、まだどこかに隠し固定が残っている可能性を疑うべきであり、外れない部品に対して工具の角度だけを変えて押し切るやり方は、外れる瞬間より前に部品を傷めることが多いです。
特に内装の白化やツメ折れは一度起きると元に戻りにくく、中古車として見たときの印象も下がるため、手ごたえが重すぎる場面では必ず一度手を止めて、世代違いの情報を見ていないかを確認してください。
外し方は力ではなく順番で決まると考えるようにすると、ナビ外し全体の難易度はかなり下がります。
配線写真とネジ管理が復元の成否を決める
ナビ外しで本当に差が出るのは外す瞬間ではなく戻す瞬間であり、どのコネクターがどこへ刺さっていたのか、どのネジがどの位置だったのかを記録しているかどうかで、復元時間は大きく変わります。
配線は同じような色や形に見えても役割が違うことがあり、特に純正ナビに追加ハーネスが入っている車では、バックカメラ、ETC連動、ドラレコ、テレビアンテナ、USBやHDMIなどが重なっていて、後から見ると想像以上に混乱しやすいです。
おすすめなのは、外す前の全景、少し引き出した中間状態、コネクターを抜く直前の接写、ネジを外した場所がわかる写真の四段階で残すやり方で、復元時に写真を時系列で逆再生するように確認できます。
ネジは紙コップや小袋を分けて管理し、下側、上側、左右、モニターまわりなど簡単なメモを書いておくと、長さの違うビスを誤挿入してパネル裏を傷つける事故も防ぎやすくなります。
DIYに慣れていない人ほど記憶より記録を優先したほうが安全であり、写真とラベルのひと手間が最終的な仕上がりを安定させます。
作業前の準備で難易度が下がる

フリードのナビ外しは、手順そのものより準備の質で作業しやすさが変わるため、工具が足りないまま始めるより、必要最低限を揃えてから短時間で終わらせるほうが結果は良くなります。
とくに内装はがし、ソケット、プラスドライバー、養生材、仮置き用の厚手タオルが揃っているだけで、無理な代用品を使う場面が減り、傷やネジなめのリスクを大きく下げられます。
また、駐車場所の明るさやドア開口の余裕、外したパネルを置けるスペースまで整えておくと、途中で手元が散らからず、配線を落ち着いて扱いやすくなります。
最低限そろえたい工具を先に決める
ナビ外しの工具は多ければよいわけではなく、フリードで実際に使う場面が多いものを先に揃えると、作業途中に別の工具を探しに行く中断が減って流れが安定します。
代用品として金属マイナスドライバーだけで内装をこじると、狭い場所ではすぐに加飾へ傷が入りやすいため、樹脂製の内張りはがしを中心に組み立てるのが基本です。
- 樹脂製内張りはがし
- プラスドライバー
- 8mmまたは10mmソケット
- ラチェットまたは短めのドライバー
- マスキングテープ
- 厚手タオル
- 小袋またはマグネットトレー
GB系では下側固定部にアクセスするために8mm系の工具が役立ちやすく、GT系では奥まった位置へ手を入れる場面があるので、長すぎない工具のほうが内装へ当てにくく扱いやすいです。
工具選びで迷う場合は、高価な専用品を増やすよりも、傷を付けにくい樹脂工具と、確実に回せるサイズの合ったソケットを優先したほうが失敗を減らしやすいです。
保護用品は見た目以上に仕事をする
作業前の道具で軽視されがちなのが保護用品ですが、実際にはナビ本体やパネルの脱着中に最も効果を感じやすいのがこの部分であり、見た目をきれいに保つための保険として非常に重要です。
特に本体を引き出した直後は、配線がつながったまま宙ぶらりんになる瞬間があり、そのまま下へ置くと金属ステーやコネクターがスイッチ周辺へ当たりやすいので、あらかじめ受け皿を作っておくと安心です。
| 用品 | 役割 | 使いどころ |
|---|---|---|
| マスキングテープ | 加飾面の保護 | 工具を差し込む縁 |
| 厚手タオル | 本体の仮置き | ナビ引き出し直後 |
| フェルトクロス | 細かな擦れ防止 | パネル接触部 |
| 手袋 | 滑りと汚れ防止 | コネクター作業時 |
これらは派手な工具ではありませんが、作業中の一瞬の接触を吸収してくれるため、終わったあとに後悔しないための費用対効果はかなり高いです。
保護用品を使う前提で作業計画を組むと、力をかけること自体に対する心理的な不安も減り、必要以上に慎重になりすぎて逆に部品を傷める悪循環を避けやすくなります。
作業環境を整えるだけで焦りが減る
ナビ外しは工具より環境の影響も大きく、暗い駐車場や風の強い屋外で急いで進めると、ネジの落下、パネルの置き場不足、写真の撮り忘れといった小さなミスが連鎖しやすくなります。
おすすめは日中の明るい時間に、ドアを大きく開けられて、助手席側にも回り込める場所で行うことで、運転席側だけから無理に届かせようとする姿勢を減らせます。
また、スマートフォンの充電残量を十分にしておき、写真撮影と照明に使えるようにしておくと、配線記録と手元確認を一台で兼用できるため意外に便利です。
外したパネルを床へ直置きしないよう、段ボールや毛布をあらかじめ敷いておけば、裏面のクリップや表面の艶パネルを傷める確率も下がります。
作業環境の準備は地味ですが、焦らず順番通りに進めるための土台になるので、時間を節約したい人ほど最初に整えておく価値があります。
GB系は下側のカバーから順に進める
2016年9月から2024年5月までのGB系フリードは、ナビ下側のカバーやその奥の固定部を意識した流れで進めると理解しやすく、上側から無理にこじるよりも順番を守ったほうが安全です。
実際の整備例でも、まず下側のカバーを外し、固定ボルトへアクセスしてから本体を引き出す流れが中心になっており、ここを飛ばして正面から力任せに引くのはおすすめできません。
なお、車両状態や装着機種によって細部は変わるため、本記事では純正形状に近い一般的な考え方を示しつつ、外れない場合に疑うべきポイントもあわせて整理します。
GB系は下側カバーから固定ボルトへ進む
GB系の流れは、いきなりナビ本体を引くのではなく、まずナビ下の小物入れ状のカバーへアクセスし、その裏にある固定ボルトへ届く道を作ることから始まります。
このカバーは隙間から内張りはがしを入れてツメを外す考え方が一般的で、外れたあとにようやく下側固定部が見えるため、見えない段階で本体正面を引っ張るのは順番違いです。
- 周辺をマスキングして保護する
- 下側カバーの隙間から樹脂工具を入れる
- 手前側のツメを順に外す
- カバーを手前へ引き抜く
- 見えた固定ボルトを外す
- タオルを敷いてから本体を引き出す
引き出し時は本体下の金属ステーが加飾へ当たりやすいため、先に厚手タオルを敷いて受ける場所を作っておくと、最後の一瞬で内装を傷つける事故を防ぎやすいです。
また、引き出す力はじわじわではなく、固定が解放されていることを確認したうえで、まっすぐ手前へ意識を揃えるほうが、左右どちらかだけに負荷が偏りにくくなります。
GB系の固定ポイントは少なく見えて見落としやすい
GB系は一見すると構造が単純に見えますが、実際には外す順番を知らないと固定点を見落としやすく、ツメとボルトのどちらが残っているのかを見誤ると余計な力をかけやすいです。
とくに初心者は、ツメが固いのか、まだボルトが残っているのかを判別しにくいため、下側カバーを外したあとに見える固定部を一度落ち着いて確認し、左右で条件が揃っているかを見比べると判断しやすくなります。
| 確認箇所 | 見落としやすい点 | 対処の考え方 |
|---|---|---|
| 下側カバー | ツメの残り | 片側だけ浮かせず全体で外す |
| 固定ボルト | 左右の外し忘れ | 外した本数を手元で管理する |
| 本体引き出し | 片側だけ先に出る | 左右均等に手前へ引く |
| 仮置き位置 | 加飾へ直置き | 厚手タオルを先に敷く |
固定点の確認を丁寧にするだけで、外れない原因を力不足と勘違いする失敗が減り、結果としてパネルやツメを長持ちさせられます。
外しやすい車と感じる人でも、見えない位置に残った一本のボルトで手こずることはあるため、外れないときほど本数管理を見直すほうが近道です。
引き出した後はコネクターを急いで抜かない
GB系で本体が手前に出てくると安心してしまいがちですが、本当に慎重さが必要なのはそこから先であり、配線長に余裕が少ない状態で本体の重さをコネクターへ預けないことが大切です。
まずはタオルの上へ安定させ、どの配線が短いかを観察してから、ロック付きコネクターを真っすぐ抜く意識で外していくと、根元の負担を減らせます。
アンテナ線や細い信号線は無理に引っ張ると抜け方が悪く、端子を傷めることがあるため、手元が見えにくいときほどスマートフォンのライトで照らしながら操作したほうが安全です。
再装着時は、配線を押し込みすぎて本体裏で噛み込ませないよう、コネクターの逃げ道を意識しながらゆっくり戻し、最後にモニター面が均等に収まるかを確認してください。
ここで雑に戻すと、作業直後は問題なく見えても、走行中の振動で異音が出たり、スイッチのタッチ感が変わったりするため、最後の数分を丁寧に使う価値は大きいです。
GT系は上側と吹き出し口周辺の順番が重要

2024年6月発売のGT系フリードは、GB系と同じ感覚で下から攻めるより、上側パネルや吹き出し口まわりを順に外してアクセス経路を作る考え方のほうが理解しやすいです。
実例では、メーターまわりやセンター上部、吹き出し口周辺を処理したあとに固定部へ進む流れが見られ、見た目以上に順番が仕上がりへ影響しやすい世代だと考えたほうが無難です。
現行世代は内装の見た目がすっきりしているぶん、どこから外れるのかが直感でわかりにくいため、外せそうに見える部分ではなく、先に外すべき順番を守ることが重要になります。
GT系は上部からアクセス経路を開いていく
GT系でありがちな失敗は、モニター下や吹き出し口だけを単独で外そうとして順番を崩してしまうことで、実際には上部から少しずつ経路を開きながら進めたほうが部品へ無理な力がかかりにくいです。
作業前にはステアリング位置やシフト位置の確保、周辺の養生を済ませておき、手が入りやすい空間を作ってから着手すると、薄いパネルをこじる回数を減らせます。
- 周辺を養生する
- 上部パネルまわりへアクセスする
- 吹き出し口周辺のパネルを順に外す
- 必要なコネクターを外す
- 固定部を確認して本体を前へ出す
GT系は見た目が一体化しているため、どの部品が先に外れるのかを理解せずに動かすと、表面のたわみが大きく見えて不安になりますが、正しい順番なら必要以上の力は要りません。
外す方向が合っていても、指を掛ける位置が悪いとルーバーや細い縁へ荷重が集中しやすいので、面で持つ意識と左右均等に外す意識を忘れないことが大切です。
GT系は触る部位ごとの役割を整理しておく
GT系はパネルの種類が連続して見えるため、今触っている部品が加飾なのか、ダクト周辺なのか、固定部へつながる中間部品なのかを意識しておくと、外れない理由を判断しやすくなります。
とくに吹き出し口周辺は見た目に手を掛けやすい一方で、ルーバーそのものへ力を入れると部品を傷めやすいため、持つ場所と外す対象を頭の中で分けてから作業したほうが安全です。
| 部位 | 役割 | 触るときの注意 |
|---|---|---|
| センター上部パネル | アクセス経路の起点 | 左右均等に浮かせる |
| 吹き出し口周辺 | 中間パネル | ルーバーをつかまない |
| 固定部周辺 | 本体保持 | ネジ残りを先に疑う |
| モニター周辺 | 見た目の中心 | 表面保護を厚めにする |
この整理をしておくと、外れない場面でも焦って別の部品へ手を伸ばしにくくなり、結果として分解範囲を必要最小限に保ちやすくなります。
現行車ほど内装の印象が新しく、補修費用も高くなりやすいため、外す対象を言語化してから触るくらいの慎重さがちょうどよいです。
モニター周辺とコネクター処理は慎重に進める
GT系で固定部を解放したあとも、モニター周辺の見える面は傷が目立ちやすく、コネクター数も多くなりやすいため、最後まで雑に扱わないことが仕上がりを左右します。
本体を前へ出すときは、どこかがまだ引っ掛かっていないかを確認しながら少しずつ距離を取り、急に大きく引き出して配線へ負担をかけないようにしてください。
コネクターはロックを押して真っすぐ抜くのが基本で、固いときに配線だけを持って引くと内部で断線の原因になるため、根元に近い部分を支えながら操作するほうが安全です。
また、再装着時は裏側のハーネスが上部や吹き出し口パネルの噛み込み原因になりやすいので、最後にパネルの浮きや異音がないかを指でなぞって確認すると安心です。
現行車は見た目がきれいなぶん、わずかなズレでも気付きやすいため、戻しの精度まで含めてDIYの可否を判断することが重要です。
DIYで止めたほうがいい場面を見極める
フリードのナビ外しは、工具さえあれば誰でも最後まで進められる作業ではなく、途中で自分の限界を見極めて止められるかどうかが、車を傷めないための重要な判断になります。
とくに現行GT系や追加装備の多い車両では、外すこと自体より、配線を正しく戻して異音や不具合を出さないことのほうが難しいため、DIY向きの範囲を広げすぎないほうが安全です。
ここでは、自分で進めやすいケースと、早めにショップ依頼へ切り替えたほうがよいケース、そして復元後に最低限確認したい項目を整理します。
自分で進めやすいのは目的が明確なケース
DIYで比較的進めやすいのは、ナビ裏へ一時的にアクセスして配線確認をしたい、ドラレコやUSB配線の通し道を確認したいなど、作業目的が絞られていて、外したあとに戻す状態が明確なケースです。
逆に、何となく外してみたい、ついでに周辺も分解したいという曖昧な動機だと、必要のない部品まで外してしまい、復元の難易度だけが上がりやすくなります。
- 車両世代を把握している
- 装着ナビの機種を確認済み
- 養生と工具を用意している
- 外す目的が明確である
- 配線写真を残す前提で動ける
- 外れないときに中断できる
この条件が揃っている人は、少なくとも無理なこじり作業に入りにくく、問題が起きてもどこで止めるべきかを判断しやすいです。
DIY向きかどうかは器用さよりも準備力で決まる面が大きいため、事前確認を面倒に感じない人ほど自分で進めやすいといえます。
ショップ依頼へ切り替えたほうがよいケースもある
ナビまわりのDIYは、時間をかければ何とかなると思いやすいですが、実際には途中でやめる判断のほうが重要であり、難しい条件が重なっているなら早めにプロへ任せたほうが結果的に安く済むことがあります。
とくに純正ナビに複数の追加機器が連動している車、前オーナーが配線加工している中古車、現行車で内装脱着に不安が強い車は、表面上の難易度より復元難易度が高くなりやすいです。
| 状況 | DIYのリスク | 依頼を考えたい理由 |
|---|---|---|
| 社外配線が多い | 戻し間違い | 配線識別に時間がかかる |
| 現行GT系で不安が強い | 内装傷 | 見た目の補修費が高い |
| 外れない箇所がある | ツメ折れ | 順番誤認の可能性がある |
| バッテリー再接続が不安 | 設定復帰の混乱 | 作業全体の負担が大きい |
無理をして壊すと、部品代と工賃の両方が増えるため、迷った段階で相談へ切り替えるのは後退ではなく合理的な選択です。
最初から全部任せるのではなく、必要な部位だけ開けてもらい、自分はその後の軽作業を行うという分担も現実的です。
復元後は見た目より先に動作確認を行う
ナビを元に戻したあとにやるべきなのは、パネルの隙間を眺めることより先に、電源、音、画面、バックカメラ、ステアリングスイッチなど基本機能が正常に動くかを一つずつ確認することです。
見た目がぴったり戻っていても、コネクター半差しやハーネスの噛み込みがあれば後から不具合が出るため、動作確認を飛ばして片付けに入るのはおすすめできません。
バッテリーを外した場合は、時計や設定の確認だけでなく、再接続後に表示されるメッセージや警告灯も落ち着いて見て、車両側の初期化が必要な案内がないかを確認してください。
さらに、試走して異音が出ないか、段差でパネルが浮かないか、エアコン吹き出し口やスイッチ操作に違和感がないかまで見ると、戻し忘れを早い段階で見つけやすくなります。
DIYの完成は外れた瞬間ではなく、走行後まで違和感がないことなので、最後の確認工程まで含めて作業時間を見積もるのが賢いやり方です。
安全にフリードのナビを外すための要点
フリードのナビ外しは、まずGB系かGT系かを見分けて世代に合った順番を選ぶことが最重要であり、同じフリードだから同じ手順で外せると考えないことが失敗防止の出発点になります。
そのうえで、装着ナビの種類を確認し、養生と工具と作業環境を整え、写真とネジ管理を徹底すれば、無理な力に頼らず落ち着いて作業を進めやすくなります。
GB系は下側カバーから固定部へ進む意識、GT系は上側と吹き出し口周辺の順番を守る意識が重要であり、外れないときは力を増やすのではなく、どこかに手順違いがないかを見直すべきです。
少しでも不安が強い場合や、配線追加が多い車両、現行車で見た目を絶対に傷めたくない車両では、途中でショップ依頼へ切り替える判断も含めて考えると、結果として安全で満足度の高い作業になりやすいです。



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