ジムニーは道具感のある内装が魅力ですが、その反面として普段持ち歩く小物の置き場はミニバンやSUVほど多くなく、スマホ、鍵、財布、駐車券、サングラス、充電ケーブルの行き先が定まらずに散らかりやすい車でもあります。
しかもジムニーの車内は無骨なデザインと操作性を優先しているぶん、何でも大きなボックスに放り込むよりも、使う場所の近くに浅く分けて置くほうが圧倒的に使いやすく、見た目もきれいにまとまりやすいという特徴があります。
そのためジムニーの小物入れを増やすときは、最初から大掛かりな収納を作るのではなく、純正収納の役割を把握したうえで、ダッシュボード上、ドアグリップ、コンソールまわり、助手席下、ラゲッジ側面といった空きスペースを一点ずつ埋めていく考え方が失敗しにくいです。
ここでは現行3ドアのJB64ジムニーとJB74ジムニーシエラを中心に、内装収納DIYとして小物入れをどう増やすかを整理しながら、向いている増設位置、選び方、素材、固定方法、純正アクセサリーを土台にする方法まで、実用目線で順番に掘り下げていきます。
ジムニー小物入れは純正収納と増設ポイントで使い分ける
ジムニーの小物入れ対策でいちばん大切なのは、収納量をやみくもに増やすことではなく、何をどこで使うかに合わせて置き場を分散させることです。
純正の収納だけでも使える場所はありますが、日常的に持ち込む小物の数が多い人ほど、手が届く位置に浅い小物入れを足したほうが車内は整います。
とくにジムニーは専用設計の後付けパーツやDIYの土台にしやすい場所が多いため、車内の雰囲気を壊さずに収納力を上げやすいのが強みです。
まずは純正収納の役割を把握する
現行ジムニーの室内には、センターコンソールトレー、センターコンソールドリンクホルダー、フロントドアポケット、助手席シートバックポケットなどの収納が用意されているので、最初はそれぞれに何を入れるかを決めるだけでも使い勝手がかなり変わります。
純正収納を無視して増設から始めると、よく使う物が奥に入り込み、逆に取り出しにくくなるため、財布はここ、充電ケーブルはここ、車検証まわりはここ、という具合に役割分担を先に決めるほうが整理しやすいです。
XCとXLではラゲッジボックスとツールボックスも用意されているので、汚れ物や工具類を後方へ逃がせるぶん、前席まわりの小物入れは日常品だけに絞りやすくなります。
つまりジムニーの収納不足は、完全にゼロから作り足す問題というより、純正で受け持てる物と後付けで補う物を切り分ける問題として考えたほうが、DIYの方向性がぶれません。
増設したい気持ちが強い人ほど、先に純正収納を一週間だけ意識して使い、そのうえで置き場が足りない物だけを書き出すと、本当に必要な小物入れの数とサイズが見えてきます。
この下準備をしておくと、あとでダッシュボードやラゲッジに増設する収納も役割が重複せず、見た目だけ豪華で使わない収納を増やす失敗を防げます。
ダッシュボード上は浅く広く使う
ジムニーの小物入れで満足度が上がりやすい場所のひとつがダッシュボード上で、スマホ、駐車券、ガレージのリモコン、サングラスのように短時間だけ置きたい物を一時置きできる浅いトレイがあると、乗り降りのたびに手間が減ります。
この場所は深い箱を付けるより、低い高さで滑りにくいトレイにしたほうが視界を邪魔しにくく、無骨なインパネの雰囲気も壊れません。
市販品では置くだけで使えるシリコーン製の専用トレイもあり、貼り付け不要で内装を傷つけにくく、汚れたら丸洗いできるタイプは、まず試してみたい人にも向いています。
DIYで作るなら、滑り止めシートを貼った薄いABS板やEVA素材をベースにして、縁だけを控えめに立ち上げる設計にすると、走行中に物が散りにくく、見た目も純正寄りにまとまります。
ただしダッシュボード上は何でも置いてよい場所ではなく、背の高い物や転がる物を常設すると視界や反射の邪魔になりやすいため、あくまで一時置き専用として使い分けるのが基本です。
浅いトレイを一つ足すだけでも運転席周辺の散らかりはかなり減るので、最初の一歩としては費用対効果の高い増設ポイントと言えます。
ドアグリップまわりは片手で取りやすい置き場になる
ジムニーはドアまわりの立体感が強く、ドアグリップ付近の空きスペースを活かせると、運転席側ではキーケースや小銭、助手席側ではスマホや小型ボトルなど、手に取りやすい収納を増やせます。
純正アクセサリーにもドアグリップを深底ポケットとして使えるベースが用意されているように、この位置は小物入れ化との相性がよく、見た目の自然さを保ちやすいのが利点です。
DIYで再現する場合は、ドア開閉時に身体が当たりやすい位置なので、角を立てないことと、膝や肘の逃げを残すことが重要になります。
またドア側の収納は走行振動の影響を受けやすいため、ただ箱を付けるのではなく、底面に滑り止めを入れたり、内側に薄いフェルトを貼ったりして、カタカタ音を抑える工夫まで考えておくと完成度が上がります。
深くしすぎると出し入れしにくくなるので、毎回使う物は浅め、予備品はドアポケット側というように上下や前後で役割を分けると、運転中の操作感も悪化しません。
ドアグリップまわりの収納は面積こそ小さいですが、片手で届く利便性が高く、ジムニーらしい無骨な内装にもなじみやすい増設位置です。
センターコンソール前は使用頻度の高い物をまとめる
運転中に最も頻繁に触れる小物は、センターコンソール前後に集約すると管理しやすく、スマホ、充電ケーブル、ETCカードケース、コイン、ガムのような日常品はこのエリアに寄せるのが定番です。
純正でもセンターコンソールトレーやドリンクホルダーがありますが、細かい物が混ざりやすいので、トレーの中をさらに浅い仕切りで分けるだけでも使い勝手は大きく変わります。
AT車では純正アクセサリーのコンソールトレイのように、この場所を専用設計で補いやすい選択肢があり、MT車より増設の自由度が高い一方で、シフト操作やトランスファーレバーとの干渉確認は必須です。
DIYで小物入れを作るなら、厚みのある箱を前に出しすぎるより、純正トレーの中へ載せる薄型インナートレイ方式のほうが失敗しにくく、取り外して掃除しやすいという利点もあります。
ケーブル類をここへ集める場合は、電源ユニットやソケット増設と一緒に考えると配線が暴れにくくなり、夜間でも小物の所在が分かりやすい環境を作りやすくなります。
センターコンソール前は使い勝手に直結する場所なので、容量を欲張るより、片手で迷わず取れる配置を優先したほうが満足度は高くなります。
助手席まわりは見えにくい収納を作りやすい
ジムニーの小物入れを増やしたいけれど運転席まわりをゴチャつかせたくない人には、助手席側のスペースを活用する方法が向いています。
助手席シートバックポケットのような純正収納に加えて、助手席下や側面の空きスペースを使えば、ウェットティッシュ、マスク、予備ケーブル、車内清掃用品など、頻繁には使わないけれど常備したい物を隠して持ち運べます。
最近は助手席下専用の収納バッグのようにデッドスペースを使う製品も出ているため、その考え方を参考にして、DIYでも薄型のソフトバッグや面ファスナー固定のポーチを仕込む発想が有効です。
この位置のメリットは、外から見えにくく、車内の生活感を抑えやすいことにあり、見た目重視でカスタムしたい人ほど相性がよい収納ポイントです。
ただし助手席を前後に動かす人や、同乗者が足元に荷物を置くことが多い人は干渉しやすいので、硬い箱物より、身体が当たっても痛くない柔らかい素材を選ぶほうが安心です。
前席周辺をすっきり見せながら収納量だけ増やしたいなら、助手席まわりは見逃せない増設候補になります。
後席中央と足元は隠せる小物入れに向く
ジムニーは後席を荷室として使う人も多いため、前席と後席のあいだにある空間や後席中央付近を活かせると、普段は使わないけれど車内に置いておきたい物の居場所を作りやすくなります。
とくにセンターコンソール後部へ追加するフタ付き収納は、ウェス、手袋、エコバッグ、充電器、ゴミ袋のような生活感の出やすい物を隠しておけるので、見た目と実用性のバランスが取りやすい方法です。
DIYでこの位置に箱を足す場合は、前席シートのスライド量と後席足元の余裕を必ず確認し、膝が当たらない高さと幅に抑えることが大切です。
また後席中央は乗員が少ないからといって固定の弱い箱を置くだけで済ませると、急ブレーキ時に動きやすく危険なので、面ファスナーやベルト、既存のすき間形状を利用したズレ防止まで考えておきたいところです。
隠せる収納は便利ですが、深すぎる箱に何でも放り込むと結局探し物が増えるため、ここには掃除用品、予備電源、アウトドア小物のような用途がまとまった物だけを入れる運用が向いています。
後席中央と足元は、見た目を変えすぎずに容量を稼げる場所なので、前席中心の小物入れだけでは足りない人の二段目の収納として考えると使いやすいです。
ラゲッジ側面はジムニーらしい収納DIYがしやすい
ジムニーの収納DIYらしさが最も出るのはラゲッジ側面で、純正でもユーティリティーナットや荷室フックナットが用意されているため、固定前提の収納を組みやすい場所です。
小物入れというと前席まわりばかり注目されがちですが、キャンプ用品、車中泊小物、レインウェア、作業手袋、牽引関連の小物などは、後方に寄せたほうが車内の整理がしやすく、乗り降りのたびに邪魔になりません。
このエリアでは箱型収納を無理に作るより、サイドバー、ネット、薄型ポーチ、折りたたみテーブルなどを組み合わせて、壁面を収納として使う考え方のほうがジムニーには合います。
純正アクセサリーでもユーティリティサイドバーやルーフネットのような発想が採用されているように、ラゲッジは上方向と側面方向を使うと床面積を圧迫しにくいです。
DIYではM6ボルト対応の金具、薄型パネル、ゴムネット、面ファスナー付きポーチを組み合わせると、自分の用途に合わせた小物基地を作りやすく、撤去もしやすい構成にできます。
ジムニーらしい道具感を活かして小物入れを増やしたいなら、ラゲッジ側面は最も拡張性の高い場所だと考えてよいです。
小物の住所を決めると収納量より使いやすさが上がる
ジムニーの小物入れを増設しても使いにくいと感じる人の多くは、収納が足りないのではなく、物の住所が決まっていないことが原因です。
たとえばスマホはダッシュボードかホルダー、財布はドア側かポケット、充電ケーブルはコンソール、清掃用品は助手席下、アウトドア小物はラゲッジ側面というように、使う場面ごとに収納先を固定すると散らかりにくくなります。
この考え方なら、小物入れをたくさん増やさなくても、必要な場所に必要な分だけを足せば済むので、DIYのコストも工数も抑えやすいです。
逆に住所決めをしないまま大容量ボックスを増やすと、見た目は片付いても探し物が増えてしまい、ジムニーの限られた室内ではかえって不便になります。
収納は容量競争ではなく動線設計だと考えると、どの場所に何を置くべきかが明確になり、見た目と実用性を両立しやすくなります。
小物入れ選びに迷ったら、まずは一週間だけ物の住所を仮決めして運用し、困った場所だけを後から改善する方法がおすすめです。
失敗しにくい小物入れの選び方を整理する

ジムニーの収納DIYは自由度が高い反面、選び方の軸がないと、便利そうに見えたパーツが実際には使いにくいという失敗も起こりやすいです。
ここでは見た目だけで決めずに済むように、サイズ、固定方法、運転への影響という三つの観点から、失敗しにくい判断基準を整理します。
先に決めるのは入れる物と使う場面
小物入れを選ぶ前に決めたいのは、どんな物を入れるかではなく、どのタイミングで取り出すかという使う場面です。
停車中にだけ触る物と運転前後に触る物とでは向く場所が違うため、この整理が曖昧だと大きさも深さも中途半端になりやすいです。
- 乗車直後に触る物は手前に置く
- 停車中しか使わない物は隠す
- 振動に弱い物は浅いトレイにする
- 汚れる物はラゲッジ側へ分ける
- 予備品は助手席側に逃がす
このように使う場面から逆算すると、必要なのは深い箱なのか、薄いトレイなのか、柔らかいポーチなのかが自然に決まってきます。
見た目が好みでも用途に合っていない収納は結局使わなくなるので、最初の判断基準はデザインではなく動線に置くのが正解です。
固定方法の違いで満足度は変わる
ジムニーの小物入れは、置くだけ、両面テープ、ボルト固定、面ファスナー固定など複数の付け方があり、見た目や安心感だけでなく、原状復帰のしやすさも大きく変わります。
DIY初心者ほど収納そのものに目が行きがちですが、実際の使いやすさは固定方法で決まることが多く、目的に合わない固定方式を選ぶと後悔しやすいです。
| 固定方法 | 向く場所 | 長所 | 注意点 |
|---|---|---|---|
| 置くだけ | ダッシュ上 | 試しやすい | 大きさ選びが重要 |
| 両面テープ | コンソール周辺 | 見た目が自然 | 貼り直しに弱い |
| 面ファスナー | 助手席下 | 着脱しやすい | 重量物は不向き |
| ボルト固定 | ラゲッジ側面 | 安定感が高い | 採寸ミスが出やすい |
ダッシュ上のようにまず試したい場所は置くだけ、頻繁に触る場所は両面テープ、荷室のように確実性が必要な場所はボルト固定というように、場所ごとに使い分けると失敗が減ります。
固定方法を先に決めておくと、素材の選び方や配線の通し方まで連動して考えやすくなり、DIY全体の完成度も上げやすくなります。
視界と操作を邪魔しない配置を優先する
小物入れは便利でも、視界やシフト操作を邪魔した瞬間に評価が下がるため、ジムニーでは収納量よりも安全な配置を優先する必要があります。
ダッシュボード上は背の高い物を置かないこと、シフト周辺は4L操作やサイドブレーキ動作の逃げを残すこと、足元周辺は乗降時に靴が当たらないことを基本にすると、大きな失敗は避けやすいです。
ラゲッジ側でも、走行中に荷物が動いて運転の支障にならないよう固定または収納する意識が必要で、転がる物や重い物を簡単なネットだけで支える運用は避けたほうが安心です。
見た目が整っていても、身体や操作系との干渉がある収納は長続きしないので、試作段階では実際に乗り降りし、ハンドルを切り、シフトを動かし、荷物を出し入れする動作まで確認しておくべきです。
ジムニーの小物入れは、置ける場所に付けるのではなく、邪魔にならない範囲で最も使いやすい場所に絞って増やすという考え方が成功の近道になります。
DIYで小物入れを増やす流れをつかむ
いきなり加工を始めると、完成してから高さが合わない、運転姿勢と干渉する、見た目が浮くといった失敗が起こりやすいので、作業は小さな段取りを踏んで進めるのが基本です。
ジムニーの内装収納DIYは難しそうに見えても、採寸、仮置き、固定方法の確認という順番を守れば、初心者でも再現しやすい内容に落とし込みやすくなります。
採寸は置きたい物から逆算する
小物入れを作るときに先に測るべきなのは車体側だけではなく、実際に置きたい物のサイズと数です。
スマホ一台を置くのか、スマホとキーケースを並べたいのか、ウェットティッシュを縦置きしたいのかで必要な高さと幅はまったく変わるため、収納したい物を机の上に並べてから採寸すると無駄が出ません。
つぎに車内で候補位置を決め、紙や段ボールで仮の型紙を作って当ててみると、数字だけでは分からない干渉や圧迫感が見えてきます。
ジムニーは面が平らに見えても細かい段差や曲面が多いので、現物合わせの型紙工程を省くと、完成後にガタつきや浮きが出やすいです。
採寸に時間をかけるのは遠回りに見えますが、DIYではこの工程がいちばんコスパが高く、作り直しの手間を大きく減らしてくれます。
用意したい材料は軽さと修正しやすさで選ぶ
ジムニーの小物入れDIYでは、最初から重くて硬い素材を使うより、軽くて切りやすく、やり直しやすい素材を選んだほうが完成度を上げやすいです。
とくに車内は振動と温度変化があるので、強度だけでなく、異音が出にくいことや内装を傷つけにくいことも重要になります。
- ABS板やPP板
- EVAシート
- 薄型のアルミ板
- 滑り止めマット
- 面ファスナー
- 低粘着の養生テープ
- フェルトやモール
試作段階ではABS板やPP板で形を出し、接触面にはEVAやフェルトを入れると、ガタつきと傷を抑えながら見た目も整えやすくなります。
完成品を長く使いたい場合でも、いきなり本番素材で作るのではなく、一度仮組みしてから本番へ移るほうが、ジムニー特有の細かな曲面にも合わせやすいです。
場所ごとに向く素材を変える
同じ小物入れでも、ダッシュ上、コンソール、助手席下、ラゲッジ側面では求められる性質が違うため、ひとつの素材で全部を作ろうとしないほうが仕上がりは良くなります。
触れる回数、温度、振動、掃除のしやすさを基準にすると、素材の選び分けはかなり簡単になります。
| 場所 | 向く素材 | 理由 | 避けたい例 |
|---|---|---|---|
| ダッシュ上 | シリコーン系 | 滑りにくい | 重い金属箱 |
| コンソール | ABS板 | 成形しやすい | 厚すぎる木材 |
| 助手席下 | 布やEVA | 身体に当たりにくい | 角の立つ樹脂箱 |
| ラゲッジ側面 | アルミや樹脂板 | 固定しやすい | 柔らかすぎる板 |
見た目だけをそろえたい気持ちは出ますが、車内収納は使う場所に合わせて素材を変えたほうが結果的に長持ちし、異音や破損も起こりにくくなります。
ジムニーは実用品として使う人が多い車だからこそ、素材選びでも雰囲気より実用性を一段優先するくらいがちょうどよいです。
純正アクセサリーを土台にすると完成度が上がる

完全オリジナルで小物入れを作るのも楽しいですが、ジムニーは純正アクセサリーや専用設計の社外品が豊富なので、それらを土台として使うと短時間で自然な仕上がりを目指しやすくなります。
とくに車種専用設計の部品は形状の整合性が取りやすいため、DIY初心者ほど全部を自作するより、ベースだけ既製品にして必要部分だけ手を加える方法が向いています。
純正設計をベースにすると失敗しにくい
スズキ純正アクセサリーには、ドアグリップを深底ポケット化するベース、AT車向けのコンソールトレイ、ラゲッジのユーティリティナットを使う折りたたみテーブルやサイドバーなど、収納まわりの発想を広げやすい部品がそろっています。
これらは車内に自然になじむ形で設計されているため、DIYで一から形を作るより、浮いた見た目になりにくく、干渉確認の手間も減らせるのが大きな利点です。
たとえばラゲッジでは、サイドバーを土台にしてネットやポーチを追加したり、ドアグリップポケット化の考え方を応用して運転席側と助手席側で収納内容を変えたりと、既製の仕組みを起点に発展させやすいです。
ダッシュボード上でも、置くだけで使える専用トレイのサイズ感や高さバランスを見本にすると、DIYで作る場合の失敗が減ります。
最初の一台目でうまく仕上げたいなら、純正や専用品の成功例を型紙代わりに使う発想がもっとも現実的です。
ベース候補を比べてから手を加える
既製品をそのまま使うか、土台だけ借りてDIYを足すかを判断するためには、ベース候補の特徴を先に比較しておくと迷いにくくなります。
ジムニーは車内が狭いぶん、ベース部品の選択ひとつで仕上がりの印象が大きく変わるため、容量だけでなく、見え方や干渉の少なさも確認したいところです。
| ベース候補 | 向く場所 | 強み | 向く使い方 |
|---|---|---|---|
| ダッシュトレイ | 前方上部 | 一時置きしやすい | スマホや駐車券 |
| ドアグリップポケット化 | 左右ドア | 片手で届く | 鍵や小銭 |
| コンソールトレイ | 中央前方 | 整理しやすい | ケーブルや小物 |
| リアコンソール系 | 後席中央 | 隠して収納できる | 清掃用品や予備品 |
| サイドバー系 | ラゲッジ側面 | 拡張性が高い | ネットやポーチ追加 |
この比較をしてみると、前席まわりは取り出しやすさ重視、後方は隠す収納や拡張性重視という使い分けが見えてきます。
ベース候補を整理してからDIYを始めると、買ったのに使わない部品や、作ったのにすぐ外す収納を減らしやすくなります。
既製品を買う人とDIYを伸ばす人の分かれ目
ジムニーの小物入れは既製品だけでもある程度整いますが、どこまでDIYするかは、自分が重視する価値で決めると後悔しにくいです。
見た目の自然さを最優先する人と、用途にぴったり合わせたい人とでは、最適な選択が少し変わります。
- 短時間で整えたい人は既製品向き
- 細かな寸法調整をしたい人はDIY向き
- 原状復帰を重視する人は置くだけ向き
- アウトドア用途が多い人はラゲッジ拡張向き
- 車内の統一感重視なら純正ベース向き
たとえば毎日の通勤で使うだけなら、ダッシュトレイやコンソールトレイのような専用品を導入したほうが早く、満足度も安定しやすいです。
一方でキャンプや車中泊で持ち込む物が毎回変わる人は、ラゲッジ側面のバーやネットを土台に、自分でポーチ配置を変えられる構成のほうが長く使えます。
完成形を一つに決め打ちするより、まず既製品で整えてから足りない場所だけDIYで伸ばすほうが、ジムニーの小物入れづくりは成功しやすいです。
すっきり使える車内は小物の住所決めで作れる
ジムニーの小物入れを増やすときは、収納が少ないから何かを足すという発想だけで進めるのではなく、純正収納の役割を把握したうえで、ダッシュボード上、ドアグリップ、コンソール、助手席下、後席中央、ラゲッジ側面という順に、使う場所へ必要な分だけ増やすのがいちばん実用的です。
とくにJB64やJB74は、純正の収納スペースに加えて、専用設計のアクセサリーやユーティリティナットを活かした拡張がしやすく、車内の雰囲気を崩さずに収納力を上げやすいので、全部を一から自作しなくても十分に完成度の高い小物入れ環境を作れます。
失敗しにくいコツは、入れる物の量よりも使う場面を先に決めることと、置くだけ、テープ、面ファスナー、ボルト固定を場所ごとに使い分けること、そして視界や操作を邪魔しない範囲に絞って配置することです。
見た目の統一感と実用性を両立させたいなら、まずは物の住所を決めて、困る場所だけを一つずつ改善し、必要に応じて純正アクセサリーや専用品をベースにDIYを重ねる流れで進めると、ジムニーらしいすっきりした車内を無理なく作れます。



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